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【OSCE試験とは】薬学生の宿命。4回生で訪れる過酷な実務試験を紹介!

とある勉強
この記事は約4分で読めます。

初めまして、とある薬学生です。

今回は薬学生の誰もが通る道、OSCE(オスキー)試験を紹介します。

薬学部以外の方には馴染みがないと思いますが「近くの薬剤師さん達は皆この試験を通ってきたんだなあ」としみじみ思って頂けたら幸いです。

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①OSCE(オスキー)試験ってなに?

OSCEは(Objective Structured Clinical Examination)の略で、日本語に直訳すると「客観的臨床能力試験 」のことです。

  • 患者(薬局・病院・在宅)への応対
  • 患者(薬局・病院・在宅)への情報提供
  • 散剤、液剤、軟膏の調整
  • 調剤監査
  • 無菌操作の実践

主にこの5つを5回生の薬局・病院での実務実習に行く前に「技能及び態度」が基準を満たしているかを試験するものです。

ここで大切なのは、「態度」も見られているという事です。やはり免許を持たない状態で実際に患者さんに薬を出すわけですから態度も重要です。

試験の内容は具体的に書くことは禁止されていますが、大学ごとに統一されており公平性が保たれています。

②OSCEにはどんな意味がある?

①を読んだだけでは実習に行くために必要という事しか分からないと思いますが、OSCE試験に合格した今ではより大きな意味があると感じます。

4回生の間に合格しなければならないテストは実際の薬を扱う実技のOSCE試験と、パソコンで行われるCBT試験の2つです。CBTは( Computer-Based Testing )の略です。

この2つの試験に合格できないと、他の単位を取っていても薬学生は5回生になることは出来ません

なぜなら実習に行く資格が得られないからです。

このOSCE試験は、適切に薬を扱う力を試されます。

散剤(粉薬)、液剤(咳止めシロップなど)、軟膏を患者様に渡す状態まで調整する必要があります。

例えば軟膏なら大きな容器からこの馴染みのある容器まで軟膏を充填します。

散剤や液剤もそれぞれの手順があり、適切な順序で調整を行う事が要求されます。

実技のOSCEでは薬の調整だけでなく、患者に対する情報提供の能力もテストされます。

「模擬患者」という患者の役をやって頂く、一般の方(もしくは薬剤師の方)と実践的な練習を積みます。

もちろん初めて会う方ですし、最も緊張する試験でした。

これも薬の調整と同じで患者さんに聞くべき内容が決まっており、全ての情報を患者さんから聞き出してからその情報に見合った薬の情報を提供します。

どのように話を進めていけば、生活習慣や病気の症状などを患者さんから不安なく聞くことが出来るかなど考えながら話す技術も学びます。

多く出る粉薬などの他にも、喘息の吸引機やシップなど全ての種類で適切な情報を提供してから薬を渡すのが薬剤師の仕事です。

薬剤師は、薬の扱いだけでなく患者さんとのコミュニケーション能力も必要な職業だという事が身に染みて実感できるのもOSCE試験の意味だと思います。

③OSCEはしんどい?

薬学生は上記の5つを4回生の後期の約3か月で習得することになります。

試験本番は自分の大学の教授や、公平性のために他大学から来る試験官、OSCE試験の監修を行っている方たちに1人につき2人ずつ厳正にチェックされます。

テスト
誇張ではなく結構これに近い感じです。

薬の調整はもちろんのこと、模擬患者と行う対人の試験がものすごく緊張しました!

ですが実習でかなりの期間をかけて学び、その後各自で練習する時間も与えられるため緊張さえ抑えればこっちのもんです。

試験本番よりも、準備にあたる「OSCE実習」が1番しんどいです!

1~4回生の前期までの4年半の間授業を受けていますが、実際に臨床の現場を実感するのはこの4回生後期が初めてでした。

正直言って、この実習が来るまでは多くの薬学生は臨床に出る自覚もないと思います。私も例に漏れずこの1人です。

4回生前期のとある薬学生
4回生前期のとある薬学生

実務実習も5回生でまだ先だし、先輩から聞いてるけどOSCEって実際なに?

こんな臨床への自覚のない学生を3か月間で「態度」まで実務実習に送り出せるレベルまで教育するわけですから、OSCE実習が過酷になるのも必然です。

4回生後期に高校の同期が就活に追われている間、薬学生は3か月間かなりの量の実習をこなしています。

私の学校の場合は月~金の午後5時まで実習という週が5週間ありました。

もちろんこの間に授業と、他の単位を取るための実習もあります。

そして②でも記載した通り、もう1つの重要な試験である「CBT試験」も並行して勉強しなければいけないため日々のタスクは非常に多いです。

しんどいか?と聞かれると確実に「しんどい」です。

薬学生の方は4回生の後期は覚悟しましょう!!

最後に

OSCE試験はたしかにしんどい試験ですが、それに見合った技能を身に付けることのできる試験だと思います。

薬局で働いている薬剤師さんも、この努力をしてきたんだなあと思って下されば幸いです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。ブログの感想、薬についての質問などあれば、薬学生として知っていることなら知識としてお答えします!DMお待ちしてます!
とある薬学生Twitter: https://twitter.com/yakugakusei_ YouTube; https://www.youtube.com/channel/UCD8Pe8Lk45TlKvd0KtextJw

コメント

  1. […] 【OSCE試験とは】薬学生の宿命。4回生で訪れる過酷な実務試験を紹介!今回は薬学生の誰もが通る道、OSCE(オスキー)試験を紹介します。薬学部以外の方には馴染みがないと思います […]

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